モロヘイヤの毒について

モロヘイヤの毒に関しての情報は、内閣府の食品安全委員会の出している
資料が信頼出来るものと思われる。
http://www.fsc.go.jp/monitor/1607moni-saisyuhoukoku.pdf#page=16

上記によると、


「モロヘイヤに含まれる強心配糖体については、成熟した種子で最も多く含まれ
るほか、成熟中の種子、成熟種子の莢(さや)、発芽からしばらくまでの若葉など
にも含まれますが、収穫期の葉、茎、根の各部位並びに蕾(つぼみ)発生期の葉、
茎、根、蕾の各部位には含まれず、野菜としての“モロヘイヤ”、モロヘイヤ健康
食品、モロヘイヤ茶などからも検出されないことが報告されています。」

ということなので、市販の野菜としてのモロヘイヤに関しては、葉っぱの部分
だけでなく、茎が混ざっていても、つぼみっぽいものがあっても問題なく全部
食べられるようだ。

他、日本薬剤師会からも「牛が実のついたモロヘイヤの茎を食べて死んだ」事例に
関する詳細が紹介されている。
http://www.nichiyaku.or.jp/contents/info_97/n970616.html

これによると、スーパーのモロヘイヤ(葉、茎、蕾も含めすべて)、健康食品のモロヘイヤ
乾燥粉末、及び完熟した家庭菜園のモロヘイヤの葉からはストロファシジンは検出
されず、家庭菜園の完熟したモロヘイヤの種と茎からは多量のストロファシジンが検出
されたとのこと。

結論としては、健康食品やスーパーで野菜として売っているモロヘイヤはどこを
食べても問題がない。一方、家庭菜園でモロヘイヤを育てる際には種と茎には注意
というところ。